自動ネスト部分のアルゴリズムを以下に挙げます。

  1. 組み合わせ最適化処理
    ネスティングのベストアルゴリズムサーチ(最適の部品角度と配置アルゴリズムの算出)のアルゴリズムは未公 開です。1度単位で最適な角度とアルゴリズムの組み合わせを見つけ出します。粗い探索とやや精密な探索と 最終的な高精度の3段階の探索を組み合わせることで、26パーツの全角度探索を3秒で高速処理します。
  2. 多角形の膨張・収縮処理
    部品間の距離を一定に保つために多角形を膨張・収縮します。拡大・縮小とは異なり、多角形の外の辺から 一定距離だけ、外側に膨張あるいは内側に収縮する処理です。部品間の間隔=ギャップの処理に必要となります。
  3. 多角形間の距離計算
    ネスティング処理のベースになるのは、多角形間の距離の高速計算です。上記の膨張・収縮した多角形間の 距離の計算の速度が、以下の組み合わせ最適化処理の速度を左右します。