靴設計支援システムの図形入力部分では、ラスタベクタ変換のアルゴリズムをベースにしています。 ネスト部分のアルゴリズムを以下に挙げます。

  1. 多角形の膨張・収縮処理
  2. 部品間の距離を一定に保つために多角形を膨張・収縮します。拡大・縮小とは異なり、多角形の外の辺から 一定距離だけ、外側に膨張あるいは内側に収縮する処理です。
  3. 多角形間の距離計算
  4. ネスティング処理のベースになるのは、多角形間の距離の高速計算です。上記の膨張・収縮した多角形間の 距離の計算の速度が、以下の組み合わせ最適化処理の速度を左右します。
  5. 組み合わせ最適化処理
  6. ネスティングのベストアルゴリズムサーチ(最適の部品角度と配置アルゴリズムの算出)のアルゴリズムは未公 開です。1度単位で最適な角度とアルゴリズムの組み合わせを見つけ出します。